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第23話 嘘をついたのは、どちらですか?

last update publish date: 2026-09-19 06:00:44

「しゃ……社長が?」海晴ちゃんがわなわなと震えた。

「はい」

 真人さんは淡々としていた。

「クライアントから急な呼び出しを受けたのでしょう?」

「は、はい……」

「社員が困っているのであれば、放置するわけにはいきません」

「あの、それは……」

「どちらの会社です?」

「え?」

「打ち合わせ先です。先方の担当者名も教えてください。僕から連絡します」

「…………」

 海晴ちゃんが黙った。

 さっきまで流していた涙が、ぴたりと止まっている。

「八乙女さん?」

「あ、あの……」

「何時からです?」

「それは……」

 真人さんの目が細くなる。「急いだ方がいいのでは?」

「……っ」

 海晴ちゃんが追い詰められていく。

 そして。

「プ、プライバシーに関わることなので……!」

 え

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